ストレッチをがんばりすぎる。

 どうも、ひさびさの「自分で試してガッテン!」のコーナーでございます。


 今回のテーマは『ストレッチをがんばりすぎるとどうなるか?』で、お送りいたします。


 普段から患者さんには「ストレッチはやりすぎない方がいいですよ〜」などと言っておりますが、私自身ストレッチやらないもんですから、どのくらいからやり過ぎになるのかわからなかったのですよ、大きな声ではいえません。


 じゃあやってみればいいじゃないかと思い立ってしまったのですねー。


 体の柔軟性を計るのに代表的なのは「立位体前屈」ですね。足を揃えて立って、膝を曲げずに体を前に倒し、手がどこまで下がるかという体力測定でやらされる例のあれです。


 まずは普通にやってみました。指先がつく程度。四十代後半のおっさんだから、まあこんなもんですかね。普段体の固さを感じることはないので特に気にしたことはありません。


 よし、じゃあ今日のミッションは色々な小手先テクニックを使ってとりあえず両手がべったり付く所までいってみよう。まずは普通にがんばってパワーで前屈してみます。う〜ん気持ちよくない痛みが裏腿に。もうこの時点でちょっと嫌になってきてます。

 

 構造的に考えて、腰椎をメインに前屈するのは無理がある。前に曲げやすいのは、胸椎、股関節、足首関節あたりですね。各関節まわりの脱力を意識しながらゆっくりと全体を前に倒します。「お、さっきより楽に曲がるぞ。」

 さらに、腕の長さを稼ぎます。肩甲骨まわりもゆるめてバンザイ状態から前へ。「おーついたついた。」

 このへんでやめておけばよかったものを。


 長くなったので続きます。