視力回復研究会 02 眼圧

視力回復トレーニングをするにあたって、

一番注意しなければいけないのが、

眼球にダメージを与えないことです。

 

一般的にも良くないと言われている

『眼圧が高い』状態になることは絶対に避けなければいけません。

 

眼圧とは何かと言いますと、

簡単に言ってしまえば、

眼球にかかっている圧力です。

そのままにもほどがありますな。

 

眼球への圧力は外側からの圧と、内側からの圧があります。

 

外側からの圧力で一番大きなものは気圧です。

天気とか高度なんかに左右されます。

あとは・・・

眼球周りの筋肉であったり、脂肪であったり、骨であったり、

こんなものに押されても外からの圧は左右されます。

 

内側からの圧力に関係するのは

眼球内にある『房水』と言われる水分の量です。

この房水の量が自律神経によって調節されます。

 

では、なぜ房水の量を調節しなければいけないのでしょうか?

それは、非常に単純な理由で、

眼球の大きさを一定にキープしたいからですよね。

 

視力を一定にキープするためです。

レンズと網膜の距離を一定にしなければいけません。

これも当院ではおなじみのキーワード、恒常性の維持というやつです。

 

外側からの圧力が高い時には、

押しつぶされないように、

内側の圧力もあげなければいけませんよね。

房水の量が増えて、眼圧が上がります。

 

逆に、外からの圧力が低ければ、

膨らみすぎないように房水の量を減らさなければいけません。

余計な房水を排出します。

 

こんな地道なことを自律神経さんはいつもやってくれているわけです。

自律神経さんありがとうございます。

 

膨らみすぎて眼球自体が破裂するということは、そうそうありませんが、

内側の膜が膨らみに対応しきれなくなると剥がれてきてしまうのです。

 

これが一般的に『眼圧が高い』と目の病気になっちゃうよと言われてる理由です。

 

 

これらを踏まえて、視力回復トレーニングを行わなければいけないわけです。

  1. 外からの強い圧力をかけない。
  2. 房水の排出を速やかにする。

今回のプロジェクトでは、こんなところからまず狙っていきたいなと思っております。